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ドライアイ・流涙症

「ドライアイ=涙が少ない 流涙症=涙が多い」 といった単純な区別では割り切れないものがあります。

ドライアイ

ドライアイとは、涙の量が少なくなったり、量は十分でも涙の質が低下したりすることにより、眼球の表面をうるおす力が低下した状態です。眼球表面に傷が無い場合も少なくないですが、重症になると無数の傷がついている事もあります。また、目に入ってきた細菌や花粉などの異物を涙ですぐに洗い流すことが出来なくなり、感染症やアレルギーなどの炎症が起こりやすくなります。
目が重い、目やにが出る、目がゴロゴロするなどのちょっとした不快感などは、早期の診断と治療により改善することが多いので、お気軽にご相談ください。
以下の項目のうち5個以上があてはまる場合は、ドライアイの可能性を疑って眼科を受診しましょう。

  • 目が疲れやすい
  • 目やにが出る
  • 目がゴロゴロする
  • 目が重たい感じがする
  • 目が乾いた感じがする
  • なんとなく目に不快感がある
  • 目が痛い
  • 特に理由もないのに涙が出る
  • 物が霞んで見える
  • 目がかゆい
  • 光を見るとまぶしい
  • 目が充血する

明らかに他覚的所見(眼科の医師が診ての所見)で涙が少なくても、本人は涙が出るという訴えが少なくありません。逆に、涙の量は十分あるいは多くても、眼球表面からの水分の蒸発が早ければ、結果的にはドライアイの症状になり得ます。
点眼薬の治療が主体ですが、涙点という目頭にある涙の排出口を小さいシリコンの栓でふさいで涙をためるという治療法(涙点プラグ)もあります。


流涙症(りゅうるいしょう)

流涙症(涙目)とは、目が過剰な涙で常に潤んでいたり、涙が流れ出て止まらないような状態を言います。

流涙症の原因

流涙症の原因は、2種類あります。
1つは、逆さまつげやゴミ、慢性の結膜炎などによる刺激です。
もう1つは、涙道障害によって涙が正常に排出されない場合です。涙道とは、目頭の上下にある涙点から涙小管、涙嚢、鼻涙管までを言います。ここは文字通り涙の通り道で、この涙道のどこかがふさがったり狭くなったりした状態が涙道障害です。

流涙症の治療

逆さまつげ等による刺激が原因の場合は、原因となっている逆さまつげ等を除くことで治療します。アレルギーや慢性結膜炎によるものの場合は、点眼薬による治療が主体です。
涙道障害が軽症の場合は涙道洗浄といって生理食塩水で涙道を洗い流すだけで改善することもありますが、それだけで良くならない場合は「NST(ヌンチャク型シリコンチューブ)」というチューブでの治療法があります。NSTは、その名のとおり、ヌンチャクのような形をしたシリコンチューブです。このチューブ内に専用のブジー(狭くなった部分を拡げるための針金状の器具)が入っていて、涙道に比較的容易に入れられるように出来ています。麻酔をかけたあと、涙道を拡張して、このNSTを入れます。NSTを2~3ヶ月留置することによって、鼻涙管が進展、拡張し、涙の通りが良くなります。留置している間は涙道洗浄で、その部分が詰まらないように流してきれいにしておきます。