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あしかわ眼科の緑内障外来

失明原因1位の緑内障は、患者は多いですが失明率は低く、早期発見し適切に治療を受ければ、生涯視野と視力を保てる病気です。
緑内障と診断されたら「早く見つかって運が良かった」と思って、定期的に検診をしてじっくりと治療に取り組むことが大切です。

緑内障外来

緑内障治療中の方へ

緑内障の種類について

緑内障の治療について

緑内障が気になる方へ

緑内障予備軍とは

緑内障の検査について

緑内障予備軍とは

緑内障と推定された人の9割が気づいていません。
早期発見、早期治療がとても大切です。

  • 近視の方(中等度以上)
  • 眼圧が高い方(20mmHg以上)
  • 血縁のある親族に緑内障がいる方
  • 強い遠視の方(閉塞隅角緑内障)
  • 喫煙している方
  • ステロイド使用者
    ※喘息のためステロイド吸入器使用者は高眼圧症および開放隅角緑内障の発生率が40%増加するとの報告あります。
  • レーシックなどの屈折矯正手術をされた方
    ※角膜が薄くなると眼圧を低く測定され、高眼圧を見逃されるリスクが指摘されています。
緑内障外来
緑内障外来

緑内障の検査

緑内障は、眼圧検査、眼底検査、視野検査等で診断されます。

■基本検査

視力検査:裸眼視力、矯正視力を測定。中等度近視(-4.0D以上)はリスクが高くなります

眼圧検査:目の圧力を測定。正常値は10~20mmHg

■視神経の検査

緑内障では、目と脳をつなぐ視神経が徐々に減ることで、目の奥にある視神経乳頭の中心部のへこみ(陥凹)が大きくなります。
眼科医が眼底を観察することで緑内障かどうか判定します。

眼底検査:瞳から光を通して、目の奥(眼底)の視神経の状態の写真をとります。

細隙灯検査:光をあてて目の前方状態を診て、閉塞隅角か否かの判定をします。

画像検査(OCT):網膜の断層像を解析する
網膜や視神経乳頭の断面が三次元画像解析装置(OCT)で解析できるため、視神経乳頭のごくわずかな陥凹や網膜の特定の部位が薄くなっていることがわかるので、ごく初期の緑内障を診断できるようになっています。

画像検査(OCT)

■視野の検査

視野検査
視野(見える範囲)に見えづらい部分が少しずつ広がってきます。しかし、見えづらい部分が大きくなるまでは、ほぼ自覚はできません。専用の視野検査装置で見えない部分を検出します。

視野検査

緑内障とは

■緑内障ってどんな病気?

眼圧何らかの原因で障害され、約100万本の、視神経線維の数が徐々に減っていく病気。減った神経が担当していた部分が見えづらくなり、だんだん見える範囲がせまくなっていきます。
視神経は、一度障害を受けると基本的には元には戻らないため、ついには失明に至ります。
緑内障は失明の原因の第1位であり、油断のできない病気です。

緑内障外来

■緑内障と眼圧の関係

目の中では、房水という酸素や栄養を与え、余分な物を運びだし目の形を保持する透明な液体を産生しています。この房水の排出部が狭かったり、目詰まりすると、目の中から外へ流れづらくなり、房水産生量と排出量のバランスが崩れ、眼球内の圧力(眼圧)が高まります。
高まった眼圧で、視神経の束に負担がかかり視神経を傷つけます。

■視標となる眼圧について

正常範囲は10~20mmHgとされ、20mmHgを大きく超えると、視神経が障害されやすくなります。視神経が圧力に強いか弱いかは個人差があるためか、日本人は眼圧が正常範囲で緑内障になる「正常眼圧緑内障」が大多数です。

そのほか「視神経が弱い」「血液の循環障害」「免疫の異常」など原因はありますが、どれも確実な証拠は見つかっていません。そのため、眼圧そもそもの検査だけでなく、眼底検査で視神経の状態が重要となります。

■緑内障の症状は長い時間をかけてゆっくり進行します

最も患者さんが多い解放隅角緑内障は、10~20年かけて少しずつ進行します。
そのため、初期の状態ではなかなか気づきません。人間は両目で物を見ていて、片方の視野に見えない部分があっても、もう片方がそれをおぎなってしまうためです。
目の不具合などの自覚症状がないため、見え方や視野に異変を感じたときは、かなり進行しているケースがほとんどです。
そのため、緑内障では定期的に視野検査を行い、視野の欠損部が進行していないかを調べることが重要になります。

緑内障の種類

緑内障外来

■原発緑内障

開放隅角緑内障:緑内障の90%。眼圧上昇は軽度、慢性緑内障で、視野障害の進行などもゆっくりです。
眼圧が正常レベル(20㎜hg以下)である「正常眼圧緑内障」も含まれます。  

閉塞隅角緑内障:房水の出口の隅角が閉塞するために、急激に眼圧が上がることがあります(急性緑内障発作)。
治療が遅れると短期間で失明に至ることもあるので、緊急の対応が必要となります。
眼圧が急性ほど上がらない(眼圧25mmHg程度)の慢性型もあります。

■続発性緑内障(他の病気の結果として引き起こる緑内障)

眼圧が上がる原因に、ぶどう膜炎、手術後、外傷などが。目以外の原因にはステロイド点眼薬などの薬の副作用で眼圧が上がることもあります。

緑内障の治療
治療の基本はまず、「眼圧を低く保つこと」です

原発開放隅角緑内障(広義)と診断された患者さんは、視野障害の進行を抑えるため、眼圧を下げる点眼薬治療を始めます。
原発閉塞隅角緑内障の場合は、点眼薬投与の前に、レーザー治療や手術を先に行う場合があります。

緑内障の治療

■薬物治療

まずは、点眼薬で眼圧を下げます。眼圧や視野検査の経過により点眼薬の種類を変更、追加します。薬には「点眼薬」「内服薬」、急性発作の緊急時には「点滴薬」も使われます。

❖点眼薬の種類

● 房水の生産量を抑えるもの
● 房水の排出をうながすもの

■レーザー治療 保険適用

❖レーザー虹彩切開術

レーザーで虹彩(茶目)の根本に1mm以下の小さな穴を開け房水が通る新たなバイパスを作り、急性緑内障発作の予防や、慢性閉塞隅角緑内障で眼圧が上昇してる例では眼圧を低下させます。比較的安全で痛みも無く、日帰りで治療が出来ます。

❖SLTレーザー治療(選択的レーザー線維柱帯形成術)

房水の線維柱帯(網の目のフィルターのような組織)が老廃物などで目詰まりし房水の排出が妨げられると、眼圧上昇の原因となります。そこで線維柱帯にレーザーを当てることで房水の排出を促進し、眼圧を低下させる効果が得られます。

緑内障の最新治療!!
SLTレーザー治療(線維柱帯形成術)

緑内障は、まず点眼薬で眼圧を下げ、それでも視野が悪化すれば点眼薬を2つ、3つと追加処方し、さらに進行すると手術となります。手術は合併症起こることもあり、手術以外の治療法が期待されていました。
当院では、点眼のみでは緑内障の悪化が防げない方や妊娠、点眼の副作用のため点眼治療の継続が難しい方、点眼を忘れてしまう方に、外来で簡単に行えて痛みもない最新治療であるSLT(選択的レーザー線維柱帯形成術)を導入いたしました。

緑内障外来

このような方におススメです

  • 緑内障の初期段階の方
  • 点眼が複数ある方、忘れやすい方
  • 点眼薬の副作用がある方
  • 妊娠予定・妊娠中・授乳中で眼圧が高い方
  • 点眼だけでは眼圧が十分に下がらない方

SLTレーザー治療

■手術 その他の治療

房水の流れを妨げている部分を切開したり、眼外への新たな流路を作って眼圧を下げる方法が主流です。重症例では、房水を産生している毛様体というところを特殊なレーザーや冷凍凝固などで破壊し、房水の産生量を低下させる方法もあります