スタッフブログに突っ込み

入れますと、メーカーによって容器形状が違うので容器ごとに多少異なるはずなのと、同じ容器でも点眼液の粘度・さらっとしてる物とネバっとしてる物の違いとかでも1回に出る量は微妙に違ってくるはずです。自分が眼科医になりたての頃点眼の容器に水を入れて何滴出るか試した事ありましたが、確か100滴以上出たと記憶してます。空の点眼容器1つに水入れて出してみました。100滴ちょっとでした。120位は出るのでは思ってましたが、1回に出る量が意外と多いようです。
もう一つ、1日両眼3回の点眼だと1日6滴・1日両眼1回の点眼だと1日2滴、なんですがこれは完璧に入れられた時の話し。実際には何回かに1回は2度指ししてるはずで、平均すると1日8滴・1日3滴とかに増えるので実際にはもう少し早くなくなります。すごく早く点眼液が無くなる方がいると思えば、なかなか無くならない方もおり、減り方で3倍以上違うのではとないかと思ってます。さすのを失敗する事も考慮しますと、両眼1日4回だと1週間は持つが2週間は持たない。3回ですと何とか2週間は持つ、と言ったところではないでしょうか。
ここで1つ気になる事が。緑内障の眼圧下降点眼で1日1回の物がありますが、これは通常の5mlの半分の2.5mlしか入っていません。完璧に1日2滴させたとしても50滴÷2で25日分、わずかに1ヶ月持ちません。実際にはもう少し多く出るのかもしれませんが、他の点眼より薬価がかなり高いですので、1日1回なのだから失敗しないようにしっかりさすように、と言うことなのでしょうかね。