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視力について


近視について

近くが見えて、遠くが見えない

近視とは、眼内に入った光が網膜よりも手前で焦点を結んでしまい、網膜にピントがあわない状態を言います。 網膜に焦点を結ばない原因として、角膜から網膜までの長さ(眼球の長さ=眼軸長)が正常よりも長い場合と、角膜や水晶体の屈折力が大きすぎる場合とがあります。前者を「軸性近視」といい、後者を「屈折性近視」といいます。

正視
正視

網膜上に焦点があっています
*近く → 見える
*遠く → 見える

近視
近視

網膜よりも前に焦点があっていて、正視より眼軸(眼の奥行)が長い
*近く → 見える
*遠く → 見えない

遠視
遠視

網膜よりも後ろに焦点があっていて、正視より眼軸(眼の奥行)が短い
*近く → 見えない
*遠く → 見えづらい

近視は種類

一時的に見えにくくなる調節緊張(仮性近視)

近くばかり見ていると、ピントを調節する筋肉「毛様体筋」が疲れて緊張状態が持続し、ピントが近くに固定されたまま、一時的に遠くが見えにくくなることがあります。 これが一般に仮性近視と呼ばれている調節緊張です。小学生で遠くが見えにくいなら、調節緊張がまず疑われます。毛様体筋の緊張をとる点眼で改善する可能性があります。

2 角膜・水晶体が原因の屈折性近視

角膜のカーブ、水晶体の屈折力が強いと、眼球の長さが正常でも、ピントが網膜より手前で結ばれてしまいます。これをを屈折性近視といいますが、頻度は少ないです。

3 眼球の長さが原因の軸性近視

角膜から網膜までの長さを「眼軸長(がんじくちょう)」といいます。日本人の平均は約24mm程度。この長さが1mmでも長くなると、ピントが網膜より手前で合ってしまい、遠くが見えにくくなります。これを軸性(じくせい)近視といいます。近視の多くが、この軸性近視です

4 失明することもある強度近視

眼軸長の伸びるスピードが非常に早い、眼球の後部に異常なふくらみができるなどして、メガネなどで矯正できないような視力障害をともなうものを強度近視(病的近視)と呼びます。子どものころから発症することが多く、眼球の変形にともない、合併症として網膜や神経の障害を引き起こし、失明の危険もある深刻な近視です。

近視の程度

一般的に近視は、軽度の近視、中度の近視、強度の近視と分けられています。 近視の程度は、屈折度の単位であるジオプトリー(D)を用いておおよそ、-3.00D以下は軽度近視は、-3.00D〜-6.00は中等度近視、-6.00Dを超えると強度近視と分類されています(小児の場合)。 たかが近視と思いがちですが、強度近視にまで進めば失明に至ることもあります。眼底検査を含め、病的な兆候がないか確認することが大事です。

視能訓練士(しのうくんれんし)ORT

視能訓練士の検査についてはこちら

斜視や弱視、視野検査など視機能の矯正を専門とする国家視資格者です。
当院では、視能訓練士が在籍しております。

*初めてご来院の方は(予約不要)、受付にて視能訓練士の検査希望とお知らせください。
視能訓練士による検査は次回からになります。

遠視について

遠視(えんし)

遠くが見える=遠視ではありません

眼球の奥行き(眼軸)が短かったり、角膜や水晶体の光を屈折させる力が弱いために、目をカメラに例えたときにフィルムの役割を果たす網膜の後方にピントが合ってしまうのが遠視です。 遠視は遠くがよく見えると思われがちですが、若年者の軽度の遠視なら遠くは見えますが、中高年者の中等度以上の遠視は近くばかりではなく遠くも見づらくなります。

正視
正視

網膜上に焦点があっています
*近く → 見える
*遠く → 見える

近視
近視

網膜よりも前に焦点があっていて、正視より眼軸(眼の奥行)が長い
*近く → 見える
*遠く → 見えない

遠視
遠視

網膜よりも後ろに焦点があっていて、正視より眼軸(眼の奥行)が短い
*近く → 見えない
*遠く → 見えづらい

遠視 チェックリスト

次のような症状がある場合は、遠視かもしれません。

  • 本を読んだり勉強するのが続けられない
  • 集中力がない
  • 目を細めてみる
  • 目が疲れる
一度、眼科を受診して治療の必要の有無を確認してください。

視能訓練士(しのうくんれんし)ORT

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子どもの遠視

原因と理由

*赤ちゃんは眼球が小さいため、ピントを合わせる奥行きが短く、ほとんどが遠視です
*子どもは成長段階のため眼球が短く遠視の場合が多いですが、眼球の成長につれ遠視は弱くなっていきます
*親が遠視の場合、それが子どもに遺伝することもあります

※子供の強い遠視の場合、斜視や弱視である可能性があります。→ こどもの目のチェックリスト
※なかには、成長しても遠視のままになっている子どももいます。早い段階で検診を受け適切な対処を行わなければ、大人になってから眼精疲労など遠視の症状が出てくる、という可能性もあります。子どもの頃は強い遠視でなければ見落とされてしまう可能性もあるため、親は子どもが見えにくそうにしていないか、注意しておくことが必要です。

大人の遠視

遠視の程度にもよりますが、眼精疲労、肩こり、眼痛、頭痛、など症状が出る場合があります。特にパソコン作業やデスクワークが長い場合や、ネイリストなど近い距離を長時間見続ける方で症状がある場合には、症状を軽減させるためにメガネを装用した方が良い場合があります。

視能訓練士(しのうくんれんし)ORT

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視能訓練士による検査は次回からになります。

弱視について

弱視(じゃくし)とは・・・

視力は育っていますか?

視力の成長期に、何らかの邪魔が入って正常な視力の成長が止まってしまい、眼鏡をかけても視力がでない状態を「弱視」と呼びます。 裸眼視力が0.1以下であっても、眼鏡やコンタクトレンズで矯正して1.0以上の最大矯正視力がでれば「弱視」ではありません。

弱視の原因

* 強い屈折異常(遠視、近視、乱視)
* 斜視(視線のずれ)や眼振(目の揺れ)
* 不同視(遠視の度とかが左右で大きく異なる)

これらのことがものを見るのを邪魔して、視力の発達を抑えてしまいます。 他に、先天性白内障などの特殊な目の病気が原因の場合もあります。

弱視の原因
対策 

 視力の成長は、他の成長と同じくいつかは止まり、臨界期(感受性期=10歳頃まで)を過ぎると治療に反応しにくくなります。早期に治療を開始するほど、治療に反応して視力が改善していきます。

0歳からできる子どもの目のチェックリスト

  • 瞳が白く見えたり、光ってみえることがある
  • 目の大きさや目つき、目の動きがおかしい
  • 視線があわない
  • 動くものを目で追わない
  • 片目を隠すと嫌がる
  • 極端にまぶしがる
  • 常に涙目だったり充血している
  • 物をみるとき首を傾げたり、顔を斜めにする
  • テレビを近くで見ようとする
治療の時期

就学前がベストです。4、5歳児は視力検査もしっかりでき、ちゃんと眼鏡装用してもらえれば特殊な例を除いて就学前には良好な視力が得られることがほとんどです。 しばしば就学後の学校健診で見つかる場合もありますが、小学校2年くらいまでなら集中的に治療をすれば、ほぼ良好な視力が得られる場合も多いです。

眼鏡や点眼で治療

目標は眼鏡をかけて1.0の視力が出ること。治療はきちんと見える眼鏡をかけ、視力の成長を促すことに尽きます。左右差がある場合は、左右で同じレベルになるように調整。年齢とともに視力が安定してきたら、少しずつ眼鏡の度数を下げていきます(遠視の場合)。

斜視について

人は物を見るとき、左右両方の目を使ってその物の形や距離感をとらえています。ところが、片方の目が見ようとする物を見ているのに、もう片方の目は、見ようとしている物と違う方向を向く場合があります。これを「斜視」と言います。
両方の目を使って、物を一つに見る機能は、視力と同様に少しずつ発達していきます。しかし、発達の過程で、病気やけがなどで両目をうまく使えない場合、斜視になることがあります。

斜視の原因は、目の筋肉や神経の異常によるもの、遠視による調節性の斜視など、さまざまです。また、同じ斜視でも斜視の現れる方向が上下左右と違ったり、斜視の現れ方が周期的だったりと、いろいろな種類があります。

斜視の治療は、遠視が原因となっている場合は、メガネ等を装着して遠視を矯正します。また、斜視のタイプによっては特殊な器械で視能訓練をするケースもあります。

お子様の目の動きが不自然に感じられたら、眼科を受診しましょう。
遠視が原因の斜視の場合は、矯正メガネの装着によって改善されます。

変化に気づく

子どもの目は、いろいろな物を見ることで、少しずつ成長していきます。
しかし、さまざまな要因によって、視力の順調な発達が妨げられることがあります。
遠視、近視、弱視――いずれのケースでも近くの大人が、変化にいち早く気づき、対応してあげたいものです。
子どもは知らず知らずのうちに、たくさんのサインを出しています。そのサインを素早く読み取って、眼科を受診しましょう。それが子どもの目を守ることにつながります。

視能訓練士による検査

視能訓練士(しのうくんれんし)ORTとは…

小児の弱視、視能矯正、視機能・視野範囲などの検査をおこなう国家資格を持つ専門技術職です。
お子さまの『見えにくい』から、よく見える老眼鏡・眼鏡の処方まで、視機能のスペシャリストとして、大切な目の健康を守るお手伝いをしています。

❖初めてご来院の方(予約不要)は、受付にて視能訓練士の検査希望とお知らせください。
視能訓練士による検査は、次回からになります。


視機能検査

はっきり判断できない低年齢の小児の視機能検査は、専用の小児用視標で裸眼視力と矯正した視力・色覚・眼球運動などを検査します。

■ 絵ひとつ視標

右、左で答えず、いぬ、とりなどで答え、視力検査になれていない、幼児などに使用します。

視機能検査 絵ひとつ視標
■ 森実(もりざね)ドットカード

通常の視力検査がまだ理解できない3歳以下のお子様の近方視力を測定します。

森実(もりざね)ドットカード
■ 字ひとつ視標

指標を自分で持ってもらい、見えている指標の切れ目と同じ向きを指で指し示して教えてもらいます。

ランドルト環
(ランドルト環)
■ 近距離単独視標(ランドルト環)

近くの距離の視力を確認するのに用います。
遠視のお子さんや、調節障害の検査で使用します。

近距離単独視標(ランドルト環)
光学式眼軸長測定装置

眼軸長(眼の長さ)角膜の丸み水晶体厚みなど目に触れることなく測定します。
子どもの眼球成長の把握や、白内障手術前検査で使用します。

光学式眼軸長測定装置 光学式眼軸長測定装置
両眼視の検査

片目だけで見ずに、きちんと両目で見ているかを確認します。
また立体的な像を把握しているかも確認します。

■ チトマス ステレオテスト

立体的にモノが見えているかを測定する検査(両眼視機能)。偏光レンズをかけて、視標が浮き上がって見えるか確認します。

チトマス ステレオテスト
眼球運動、眼位の検査

目の動きがスムーズか確認します。左右の目の目線が合っているか、ずれている場合はその角度を測ります。

■ プリズムバー

斜視角の精密検査に使用します。

プリズムバー