虹彩の色

虹彩(ひとみ)の色は黒目といいますが、一般的な日本人ですと真っ黒ではなく茶色です。

20年ほど前から使用されてますプロスタグランジン系という眼圧を下げる点眼薬がこの虹彩の色を濃くする副作用があり、症例によってはこげ茶~黒茶となり片眼だけの点眼ですと色の左右差が生じる場合があります。幸い日本人ですと元々がかなりの茶色なので、肉眼ではそう目立たないかと思います。

昔海外に行った時、晴れた日の小さい船のデッキ上でサングラスをしてしないのが自分以外には一人だけでした。白人とおぼしき残り20人程の人は全員サングラス。自分はと言いますと、水面からの反射がまぶしいなあとは思いましたが、目を細めれば何とか耐えられなくはないレベル。虹彩の色の薄い白人の人ですと、サングラスしないとまぶしくて仕方ないのだとその時気づきました。