手洗いについて

毎年冬の季節は風邪やインフルエンザ予防のために職場についてすぐ流水で15秒以上手洗いを毎日してましたが、今シーズンは20秒からさらには30秒洗っていました。石けんは細菌には効果あるがウィルスは対してはあまり効果ないのではと思ってましたので石けんは使ってませんでしたが、流水だけよりやはり石けんを使ったほうがよりよく落ちるというデータを見まして、今シーズンから石けんをつけて洗ってます。
このウィルスですが、表面を覆うエンビロープという構造のある無しがあり、エンビロープのあるインフルエンザやコロナウィルス等はアルコール消毒や石けんが有効とあります。しかし、エンビロープのないノロウィルスや「はやり目」(EKC)のアデノウィルス等は効きにくいそうです。種類としてはエンビロープ有りの方が多いですね。
はやり目の疑いのある患者さんを素手で触ってしまった時、消毒薬で消毒などせず流水で洗い流せと眼科医になってすぐに言われずっとそうしてきました。当時は今のように速乾性のアルコール手指消毒薬は普及しておらず、消毒は洗面器に入れたピンク色のヒビテンが主体だったと思いますが、アデノウィルスはこのヒビテンでは無効でした。
感染拡大の続いています新型コロナウィルス、感染力の高さにとても驚いていますが、もしこれがエンビロープ無しのタイプだったとしますとさらにゾッっとしました。