PRP療法

ニューヨークヤンキースの田中将大投手が、肘のトミ・ージョン(TJ)手術を回避して受けた治療で有名になりましたPRP(多血小板血漿 Platelet-Rich Plasma)療法、主に整形外科の関節の治療等に使うものだと思ってましたが、眼科領域でもボチボチ使用されてるようです。
元々、重症のドライアイ等で角膜(黒目)の傷がなかなか治らない難治性の症例に本人の血液を使う自己血清点眼はずっと以前からありましたが、PRPは一体どこが違うのか? どうやら遠心分離して出来た液体成分の血漿の中から特に血小板の多い成分だけ抽出するらしいです。詳しい生成方法は分かりませんでしたが、血液を2回遠心分離すると上からPRP層・普通の血漿層・赤血球層の3層になるという解説も見ました。創傷治癒に関わる血小板成分をより高濃度に含んでいるわけですから、今までの単なる血清点眼より効くのでしょう。
田中投手の話しに戻りますが、正直部分とは言え断裂してる肘の靭帯が注射で一体治るのかと自分も相当半信半疑でしたが、その後の成績を見ますとまあまあ悪くない・思ったより良かったんじゃないかと思いました。(何で手術しない、そんな姑息的なもんでいいんか?と当時ちょっと切れてた覚えもあります)。しかし、直球の球速はおそらくですが少し落ちたでしょうね。TJ手術の場合はまあ失敗もあるらいしですが、うまくいくと球速がアップするそうで、アメリカではアマチュアの選手も含め成績アップのためにと簡単にこの手術を受ける風潮があるそうです。
TJ手術してそのあと完全に1年はリハビリでその後にかけるのか、あるいは副作用もほぼ無いPRP療法でいくのか、今のところまだ正解はないようです。