診療関連」カテゴリーアーカイブ

眼圧下降点眼に新薬

眼圧下降点眼薬に新製品が出ます。現在主流のPG(プロスタグランジン)関連薬なのですが、作用する受容体が既存薬のFP受容体ではなくEP2という受容体だそうで、そのせいかまつ毛が伸びるとかまぶたの皮膚が黒ずむ等の局所副作用は基本無いようです。PG関連薬、自分もほぼ第一選択薬で使ってますが、若い人特に方... 続きを読む

白内障と言われないのはけしからん?

他の眼科さんにずっとかかってて、それまで1回も言われたことが無いのに先生が変わったらいきなり白内障って言われてびっくりしたとか、あるいは白内障ってちゃんと言われた事ないで、カリーユニという白内障進行予防点眼がずっと出てたりとか、何度か同じような例を目にしました。前者は、白内障があっても軽度なので強... 続きを読む

毎年受けてるのに視神経乳頭陥凹拡大を初めて指摘される

人間ドックあるいは職場の健診等で、毎年受けてるのに今回初めて「視神経乳頭陥凹拡大」を指摘された、という方がけっこう来院されます。いわゆる緑内障予備軍という状態。直接眼科医が眼底をみてる事はまれなので、ほとんどは眼底写真での判定と思われます。視神経乳頭陥凹の形状は、眼底写真を人間の肉眼で判定するの限... 続きを読む

「飛蚊症」という病名

黒い物が飛んでる見えるという飛蚊症はほぼすべて、眼球内部の空間(硝子体)に生じた何らかの濁りが影になって見えるという症状で、病名・診断名というよりどちらかと言いますと自覚症状の事だと思います。頭が痛いで頭痛、腰が痛いで腰痛、などど同じくあくまで本人の自覚する事がら。 若い人の飛蚊症の多くは、どこを探... 続きを読む

アデノウィルス迅速検査キット2

はやり目 (EKC) のアデノウィルス迅速検査キット、その後も何度か使いまして陽性に出る人は出ます。分母が少ないので検出感度までははっきりと分かりませんが、元祖アデノチェックよりは大分改良されており実用になっているという実感です。 下まぶたの裏の結膜粘膜を血が出るくらいこすらないとまず陽性に出ない... 続きを読む

乳幼児の屈折値、測れます

主に3歳児以下のお子さんで、オートレフという近視・遠視・乱視の度数を測定する機械に顔が乗らない場合 (嫌がったり、怖がったり、泣いちゃったりで)、1メートル位離れた場所から測れる測定器具を導入しました。そう、ただ椅子に座って見てるだけでOKという優れ物。 スポット ビジョン スクリーナー(Spot... 続きを読む

眼圧下降点眼薬の後発品

緑内障・高眼圧症の治療薬であります眼圧降下点眼薬の後発品が3つ発売されてます。配合剤であるドルモロールと、単剤のブリンゾラミド・トラボプロスト、です。先発品の、コソプト・エイゾプト・トラバタンズという名前で馴じんでしまってますので、後発品はより名前が長い一般名で少し覚えにくいかと。一番のメリットはや... 続きを読む

中心性網膜症の表現

中心性網膜症という眼底疾患があり昔は単にそう言う事が多かったですが、途中からより正確に「中心性漿液性脈絡網膜症」となったと思います。最近電子カルテの保険病名を見てみましたら、中心性漿液性「網脈絡膜症」とあります。こちらも比較的よく使われますが、英語表記が「central serous chorior... 続きを読む

調節機能解析装置

当院に入っていますアイメガネさんが、先週末に大宮ソニックシティでイベントをやっておりましたのでちょっと行って来ました。 例の調節機能(微動)解析装置をやってみました。自分は年齢相応の調節力無しなのと、毛様体筋の緊張具合を表す色で、ほとんど疲れていないを表す緑と黄色の色だけでした。一緒に行った家族か... 続きを読む

はやり目流行?

数日前のネットニュースで、はやり目(流行性角結膜炎)がはやってるとの記事を目にし、えっそうなの?と、ちょっと驚きました。 宮崎・新潟・神奈川県の順で多いとありましたが、ココさいたま市ではまだ全然はやって無さそうです。実際当院にもいませんし、いつもの毎週送られてきます医師会の感染症サーベイランスでも... 続きを読む